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2024.04.18

用語解説

【EOLとは?】初心者でもわかるざっくり解説

【EOLとは?】初心者でもわかるざっくり解説



目次


みなさん、こんにちは。
サーバーやOS、ソフトウェアなどのIT製品を導入・運用していると、「EOL」という言葉をよく耳にします。今回はEOLとは何か、EOLによるリスクや対応策について解説します。

EOLとは

EOLとはEnd of Lifeの略で製品のライフサイクル終了を意味します。つまり、その製品の開発・サポートといったトラブル対応のサービスが受けられなくなります。

EOLが発生する理由

IT製品の多くは、基本的に5年などの一定期間をもって、メーカーのサポートを終了する前提で販売されます。製品メーカーはテクノロジーの進化や市場の需要の変化に応じて、定期的に製品を更新する必要があります。継続使用による老朽化なども考えられるため、古い製品を改修しながら継続するよりも、ライフサイクルを決めて新製品に切り替えた方がコストもかからないという理由もあり、EOLが設定されています。

また、開発者のリソースも限られているため、新製品に注力できるように古い製品に対する開発リソースを削減する場合もあります。この影響で、古い製品がEOLになることがあります。

EOLの具体的な影響

基本的に製品がEOLを迎えると、メーカーやベンダーによるサポートを受けられなくなり、さまざまなリスクが発生すると考えられます。

具体的にいうと、製品がEOLになると新しい機能やセキュリティの更新プログラムが提供されなくなります。特に、セキュリティの更新が止まることで、製品に重大な脆弱性が発見されても更新プログラムが用意されません。そのため、脆弱性の種類によってはシステム内部のデータが持ち出されたり、改ざんされ外部へ悪意ある発信が行われたりと、セキュリティリスクが高まり、非常に危険な状態になります。

さらに、新機能の提供停止により、必要とされる機能やパフォーマンスの向上が得られなくなり、技術的な遅れを招きます。これにより、競合他社に比べて不利な状況になることがあります。

また、サポートが終了することで、製品の不具合や故障の際にメーカーからの公式サービスを受けられなくなります。そのためトラブル発生時には、自力で修理するか、メーカー以外に修理依頼をしなければなりません。業者を探す手間に加えて思わぬ修理費用がかかってしまうことも考えられます。

このように、製品がEOLを迎えることは、セキュリティリスクの増大、技術的な遅れ、そしてサポートと問題解決手段の喪失という複数のリスクをもたらします。

これらを防ぐためには、ユーザーはEOLとなる前に製品のアップデートを検討しなければなりません。

EOLへの対策

製品がEOLを迎える際には、まず、保守サポート期間内の新しいOSなどの後継製品または他社製品へのリプレースを検討する必要があります。

また、オンプレミスへのリプレースではなく、クラウドへの移行も対策の一つです。EOLに合わせてクラウドへ移行することで、管理や保守にかかる人件費やサービス導入などの運用コストを削減することが可能です。(クラウドへの移行後、EOL対策が必要な場合もあります。)

しかし、費用やシステムの都合、対応期間の確保など、のさまざまな理由でEOLまでにリプレースやクラウドへの移行ができない場合があります。その場合は、脆弱性・セキュリティ対策としてクラウド管理型の総合サーバーセキュリティサービス「C1WS」 の導入をおすすめしています。

最後に

2024年6月30日に弊社が提供するサーバーOSの一つであるCentOS 7がEOLを迎え、サポートが終了します。CentOS 7を現在ご利用中の方には、EOLまでにリプレースを行うことを推奨します。やむを得ずCentOS 7を引き続き使用される場合は、「C1WS」を導入することで少しでも安全な環境で運用ができると思います。ぜひご検討ください。

CentOS 7のサポート終了までに知っておくべきについては、関連記事「CentOS 7のサポート終了までに知っておくべきこと」もご覧ください。

CentOS 7ユーザー必読!サポート終了までに知っておくべきこと
https://www.future.ad.jp/futuremedia/20231219/


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