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2023.11.30

イベント・セミナー情報

「MTDDC Meetup TOKYO 2023」~Movable Type 8 ~ に参加いたしました!


こんにちは。営業本部の神戸です。

去る2023年11月11日(土)、Movable Type関係者が一堂に会するMTDDC Meetup TOKYO 2023に参加してきました。

MTDDCとは、Movable Type Developers & Designers Conferenceの略です。もともとはMovable Typeのメーカーであるシックス・アパート株式会社が開催するイベントだったところ、今ではユーザー主催のイベントが「MTDDC Meetup」の名を冠するようになったとのこと。

コロナ禍においてもオンライン開催はされていましたが、今回は4年ぶりの対面開催となりました。

イベント概要は告知サイトにまとまっていますが、当日の13時から18時まで、会場内の4つの部屋で計21のプレゼンテーションが実施されました(その後懇親会が開催)。いずれもぜひ聞きたいと思わせるテーマでしたが、スケジュールの関係上7スロットしか聴講できません。

ここでは、私が当日選んだ7つのプレゼンテーションとその概要を簡単に報告します(全21テーマの概要を知りたい方は、告知サイトを参照ください)。

▼ MTDDC Meetup TOKYO 2023
https://mtddc2023.mt-tokyo.net/

MTDDC Meetup TOKYO 2023 Keynote Speech

シックス・アパート株式会社取締役CTOの平田大治さんによる基調講演。

以前当社のセミナーでも講演いただいた平田さんが、Movable Type 8の概要や、最近のWeb業界のトピックについてお話ししました。

今月1日に正式に提供開始となったMovable Type 8。その特徴として平田さんがピックアップしたのは、

  • ● 新ブロックエディタ、共有プレビュー
  • ● Bootstrap5ベースの管理画面
  • ● 古い機能の整理

等でした。その他機能は、公式サイトに掲載されています。

Web業界のトピックとしては、「ノーコード、ローコード」、「Headless」、「セキュリティの重要性」、
「生成AI」、「プラットフォーマー」が取り上げられていました。

Movable Typeの日本国内の商用パッケージCMSにおけるシェアは、85.4%という驚異的な水準です(※ シックス・
アパート社発表
)。
シックス・アパート株式会社のサイトによれば、国内導入実績5万サイト以上!
「情報発信とコミュニケーションを行う全てのみなさんを応援します」という心強い言葉で、講演を締められていました。

「Movable Type 8」の概要と SaaS型CMS「MovableType.net」の最新機能

同じくシックス・アパート株式会社の早瀬将一さん(製品企画シニアマネジャー)によるプレゼンテーションでした。

  • ● ブロックエディタ
  • ● 共有プレビュー機能
  • ● 管理画面の多要素認証機能
  • ● サーバー配信機能の強化
  • ● 検索機能の改善
  • ● コンテンツデータの選択画面の改善
  • ● ライセンス確認画面の追加
  • ● パフォーマンス改善

これらMovable Type 8の機能の説明や、今後のアップデート方針、MovableType.netのデモを実施いただきました。

「あなたが作ったサイトが遅い」と言われたWeb制作者はどうすればいいのか?

アイデアマンズ株式会社の宮永邦彦さん(代表取締役)による説明。サイトスピードに関する話題を耳にすると、少しおなかが痛くなります(笑)。

サイトスピードの定量評価として有名なサービスは、PSIことPageSpeed Insightsです。宮永さんのお話は、
PSIの評価に振り回されずに改善を進めるべし(そして、PSIを改善する際は、PSIのスコアではなく指標を見て、レポートではなくChromeの検証ツールのPerformanceタブを見る)というお話をいただきました。

「速い」は正義!

プロジェクト・アーキテクト

慶應義塾大学特任の常盤拓司教授による講演でした。

「よいプロジェクトとは?」という難しいテーマについてお話しいただきました。おもしろかったのは、
「プロジェクトを計画する際は、最低、『目的、目標』と『変更手続き』だけは必ず計画に入れろ」。

職種別にご紹介!サイト制作時に気をつけたいSEOまずはここから

株式会社デジタルアイデンティティのSEO解析Div. チーフコンサルタントの金子睦朗さんによる講演でした。

SEOコンサルティングの役割は、「顧客のふわっとした気持ちを言語化し、あるべき姿をイメージ化し、KPIとして定量化し、やるべきタスクに落とし込み、それを完遂し、目標達成のために何でもやること」とのこと。

SEOというとともすれば技術的なtipsに目が行きがちですが、より広い視座で集客戦略を考えることを提案されていました。ステークホルダー間の調整を行うコミュニケーション力の重要性も強調されていました。

ローコードで始めるテスト自動化!~サイト品質を継続改善するための
ヒント~

mabl Inc.のQuality Advocateであるodashoさんの講演でした。

特にハイライトされていたのは、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)に準拠したサイトを作ることの重要性です。Mablのテスト自動化ツールはアクセシビリティーテストにも強みがあるということで、デモを交えながら説明いただきました。

30分で理解する、AWS (アマゾン ウェブ サービス) の WEB Front-end
Strategy

Amazon Web Services JapanのServerless Specialistの下川賢介さんによる説明。

S3、CloudFront、API Gateway、Lambdaを組み合わせて、「速く読み込まれて速く操作できるようになるサイトを作るためのインフラ」を構築することの説明をいただきました。重要なサイト指標として、TTI (Time To Interactive)が挙げられていました。

この講演の資料は、サイト上に公開されています。

▼(資料)『30分で理解する、AWS の WEB Front-end Strategy』
https://speakerdeck.com/_kensh/serverless-front-end-strategy

最後に


さすがMovable Typeのイベント。聴講したスロットの通奏低音として、静的にページをビルドして配信する
Movable Typeの強みが語られていたように思います。

会場はリラックスした雰囲気で、駄菓子が大量に用意され、会場内飲食は自由でした。講演者の所属企業のブースもいくつか出展されていました。

当社の戦略的プロダクトのひとつであるMovable Type PremiumのMovable Type 8対応は、2023年12月中旬の予定です。年々CMSとしての機能を強化しつつあるMovable Typeを用いて、当社が掲げるワンストップサービスをこれからも世界のお客様に展開していきます。

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