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2023.04.18

用語解説

AWSとは?初心者でもわかるざっくり解説

今回は「アマゾン ウェブ サービス (AWS)」について初心者の方でもわかるようにざっくり解説をしていきます。
最近はテレビでもAWSのCMを見かけるので聞いたことはある方も増えてきているのではと思います。
そこで詳しい解説ではなくざっくりどんなものなのか解説いたします。

AWSってそもそもなに?

AWSは「アマゾンウェブサービス」の略称です。
読み方はシンプルに「エー ダブリュー エス」Amazon Web Services」の頭文字から来ています。
AWSはよく「クラウドコンピューティングサービス」と紹介されます。
「クラウドコンピューティングサービス」とは、サーバーやストレージ、データベースなど、様々な機能がインターネットを通じて提供されるサービスのことです。

AWSでなにができるの?

AWSではサーバー、ストレージ、データベースなどといったサーバーに関わる幅広い環境をクラウドで提供しています。身近なものだと、Webサイト、ゲーム、電子決済アプリ、回転寿司チェーン店、ネット銀行などにもAWSが使われています。

AWSってどこがすごいの?

では幅広いオンラインサービスで使われているAWSはなにがすごいのでしょうか。
特徴は3つあります。

【特徴1】クラウド

AWSはクラウドコンピューティングサービスと言う名の通り「クラウド」が特徴の1つです。
「オンプレミス」と言われるサーバー運用の場合、自分たちでサーバー機器を購入して使えるように構築・設定し、機器にトラブルがあったら自分たちで修理しなければなりません。

一方「クラウド」の場合、パソコン1台で必要な要件を選択して設定するだけで簡単にサーバーを構築することができます。実際の機器を購入して使えるように設定し、トラブル時はその機器を修理するなどの面倒でお金がかかる部分は、Amazonなどのサービスを提供する企業が行ってくれます。
そのため、「オンプレミス」に比べて素早く手軽にコストを抑えながらサーバーを用意することができます。

【特徴2】料金

AWSの特徴2つ目は料金体系です。
AWSは「従量課金制」で使った分だけお金を払うようになっています。
そのため、たくさんアクセスが来る時期は対応できるにリソースを増やし、アクセスが少ない時はリソースを減らすといったことや一定期間だけ利用することも手軽にコストを抑えながら実現できます。

【特徴3】セキュリティ

AWSの特徴3つ目はセキュリティです。
セキュリティ面でAWSは第三者の認証を多く取得しているため金融機関や行政などでも使用されています。
ソフト面でのセキュリティ対策はもちろんですが、データセンターなど実際のサーバー機器がある場所の対策も行われています。
データセンターには権限を持った担当者しか入ることができません。また、担当者でも業務理由を説明し承認されないと入ることができません。承認された担当者は多要素認証システムを利用してデータセンターに入ることができます。建物においても、侵入検知システムや専門の警備員によって管理されているため、無理やりドアがこじ開けられた場合などはアラームが鳴るような設定になっています。

色々説明してきましたが、要するに自社でサーバーを管理するより厳重なセキュリティ対策がAWSなら手軽に実現できるということです。

AWSの主なサービス

今回はAWSの主なサービスとしてサーバー、ストレージ、データベースの3つをご紹介します。

Amazon EC2

EC2とは仮想サーバーを構築するサービスの1つです。
EC2は「Amazon Elastic Compute Cloud」の頭文字EとCが2つあることからきています。

コンソールから要件にあったOS、CPU、メモリなどをクリックして選択することで、サーバーを手軽に構築できるのが特徴です。構築内容によって変わりますが、数分程度でサーバーを構築することも可能です。
またスペックも柔軟に変更することができます。例えば、アクセスの多い時はスペックを上げて稼働させ、アクセスが少ない時はスペックを下げる。これによりずっと同じ高いスペックで運用するよりコストを抑えることができます。

Amazon S3

S3とはAWSで利用できるストレージサービスの1つです。
なぜS3というのか、それは「Amazon Simple Storage Service」の頭文字Sが3つあるからです。

S3の特徴として、容量と高耐久性があります。
容量はなんと「無制限」です。とはいってもその分料金はかかります...

2つ目は高耐久性です。
S3は99.999999999%の耐久性が保証されています。
「9」が多すぎるような気がしますが正しい値で、「9」が11個あることから「イレブンナイン」とよく記載されています。
アルコール除菌でもせいぜい「99.99%」なので驚きの数字です。
このイレブンナインの耐久性をAWSのブログでは下記のように伝えています。

“Amazon S3 に格納されたオブジェクトの耐久性は 99.999999999% です。10,000 個のオブジェクトを保存すると、平均して 1,000 万年ごとに 1 個が失われる可能性があります。このストレージは、2つの別々のストレージ施設で同時にデータが消失しても耐えられるように設計されています。”

参考:https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-amazon-s3-reduced-redundancy-storage-rrs/

要するに私たちが生きている間、S3に保存していたデータが失われる可能性は限りなく0に近いということが分かると思います。

Amazon RDS

RDSとはAWSで利用できるデータベースサービスの1つです。
アルファベット3文字が続きややこしいですが、「Amazon Relational Database Service」の頭文字からきています。
RD部分のリレーショナルデータベースとは行と列で表されるデータベースのことです。

RDSの特徴は、マネージドサービスという点です。
マネージドサービスはサーバーやミドルウェアなどの管理をAWSにまかせることができます。
AWSが環境を用意してくれるので、ユーザーは面倒な管理をせず使うことだけに集中できます。

まとめ

AWSの特徴や主要サービスなどについてご紹介してきました。
この記事で、ざっくりAWSがどんなサービスか理解いただけると嬉しいです。
また今後、AWSの他サービスの解説も行いますのでぜひチェックしてみてください。

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