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2023.02.28

パートナーの声

お客様が「勝てる」ためのウェブ制作!栃木県・カテル様の米国西海岸風オフィスにおじゃましてきました。

栃木県宇都宮市のカテル有限会社(以下カテル)様は、2004年設立のウェブ制作等を行う当社のパートナー様です。

往訪者の誰もが目をみはる遊び心いっぱいのオフィスで、取締役の笠倉規克様にお話を伺ってきました。

オフィスのこだわりは、趣味と実益に由来

―いつ来ても楽しいインテリアですが、どんな発想からこんなインテリアコーディネートをするに至ったのでしょうか。

笠倉「発端は代表の趣味です(笑)。『アメリカ西海岸』のイメージで統一しています。もともとは宇都宮の街中にオフィスがあったのですが、人員増でオフィスを拡張するに当たって、中心地から少し離れた場所に移転しました。今の社員数は、国内で72名です。」

「このオフィス設計には、実は採用戦略が深く関わっています。設立当初、採用にすごく苦労しました。歴史もないし、小さい会社ですから。安定感や規模感では他社にかないませんので、個性を際立たせる方向に舵を切ったんです。ちなみに移転前は、『ロンドンの地下鉄のホーム』というコンセプトのオフィスでした。白タイルを敷き詰めて。

今はおかげさまで採用も安定してきましたし、採用の主軸は新卒採用にシフトしています。ウェブ制作に関しては栃木でも一定の知名度は作れましたし、学生をコンスタントに採用できています。東京等に進学した栃木の学生のUターン先の候補になれるようになってきています。」

「内装については、インテリア以外にもうひとつこだわりがあります。ワンフロアにみんなが集まって仕事をすることです。実は市街地にいた時期、人が増えたので別のビルにもフロアを借りたんですが、すごく業務効率が落ちてしまいました。そういうこともあり、今の場所に移転して、極力ワンフロアに集まるようにしています。」

「本業」はウェブ制作ではない?

―事業内容の1番目は、経営コンサルティングでしょうか。

笠倉「はい。創業当初からウェブ制作もやっていますし、それが主軸ではありますが、企業様の経営課題に寄り添ってコンサルティングしたり、出資をして経営参加したり、ということもしています。ウェブサイトは、お客様の事業の一環です。将来はより広くサービスを提供し、広範にお客様のお役に立てるように勉強するよう社員には指導しています。」

―お客様は、やはり栃木の企業が多いのですか?

笠倉「事例として表に出しているのは地元企業が多いですが、他のエリアのお客様も多くいます。栃木の会社は、昔は銀行や印刷会社の紹介を介して東京の制作会社に仕事を依頼することが多かったのですが、ここ10年くらいで地元の会社にサイト制作を依頼したいと思うようになってきました。もはやウェブサイトを持つことは「当たり前」ですし、「栃木の地元で対面しながら制作を進めたい」って気持ちが強いようです。 当社のサイトは、制作会社として検索サイトで検索上位にいるわけではありません。なので、問い合わせしてくださるお客様の多くは、一生懸命いろいろな検索をしてたどり着いた方です。地元でサイト制作を進めたいという考えで。そうしてやってきた方の期待に応えたいと、常々願っています。それと、地元ではやはり口コミが強い。工業団地のA社様が『あの会社よかったよ』とB社様に口コミして、B社様から問い合わせが来る――という積み重ねを経ての現在です。」

―そういえば、当社から御社への問い合わせは、ベトナムサービスに関することでしたね。

笠倉「そうでしたね。東南アジアに視察に行った代表が現地の熱を感じてきて、その中でもとりわけ熱量の多かったベトナムへの進出が決まりました。ハノイやホーチミンへの進出が一般的かもしれませんが、当社は、リゾート地であり欧米の進出企業も多く、IT特区の計画もあり、物価が低いダナンに出ました。

最初はラボ契約から始めて、軌道に乗ってからラボを買収し、今では20人ほどのオフィスになっています。ベトナムのみなさんは成長意欲が高く、『成長できる仕事がないなら辞める』とまでいわれますので、我々もいい仕事を任せるようにしています。『日系企業である』という点がアピールとなり、地元の有名大学から学生を採用できています。」

オールインワンフロア体制でのウェブサイト制作

―サイト制作企業として、御社の得意な技術は何でしょうか。

笠倉「現在のサイト制作の基本であるHTML、PHP、MySQLが中心です。いわゆる最先端のテクノロジーは、実験や検証はしていますが、今は商売にはなりません。ボリュームゾーンに含まれる技術をきっちり提供する、というスタンスです。DBに貯めたデータをPHPで検索させて出力する、という機能の開発には自信があります。

ベトナムを除いてワンフロアに社員を集約させていますので、1か所に様々なエンジニアがいる、ということは、サービス上の強みになっています。フロントエンドエンジニア、動画エディター、デザイナーが相互作用して、よりよい成果物を生む出すことができています。ライターも社内にいます。期日までにお客様から原稿が届かないこともしばしばあるので、ライターが社内にいると、そういう時捗るんですよ。」

―確かに、原稿が遅れると手が止まりますからね。

笠倉「コンテンツということでひとつ気をつけていることがあります。『お客様の情報を正しく掲載すること』です。 これは、お客様から頂いた原稿をそのままアップロードすることを意味しません。お客様の原稿を常に100%正しいとは思わず、言い回しや表現を含めてかならず校正しています。

―御社は、自前のCMSもお持ちですよね。

笠倉「はい。WordPressやMovable Typeを用いた開発もするんですが、そういうメジャーなCMSの管理画面は時に機能過剰とお客様に映ることがあります。『お知らせを更新したいだけなのに、何でこんなに手間がかかるのか?』って。この問題への対応が、自社CMSの始まりでした。CakePHPで作っていて、随時バージョンアップしながら機能を整備しています。

ChatGPTや、少し前からにわかに公開され出した画像生成AIには、個人的には関心を持っています。Google中心のウェブ業界が変わるかもしれない、という予感をみんなが感じていますよね。その変わった後の市場がどうなるかは、我々の将来にも多大な影響を及ぼす。ですから、しっかり見ていかなければならない。」

―ChatGPTの大ブレイクで、メタバースの話題は少し下火になってますね。

笠倉「確かにそうですが、以前のセカンドライフのような尻すぼみにはならないんじゃないかと。コロナ禍に会社の事業活動がリモート化しましたが、これはメタバースの可能性を感じるいい時期でした。コロナ前の仕事の流儀は『まず名刺を交換して、それからスタート』でしたけれど、今は名刺のプロセスを省いていきなり仕事になりましたよね。

今の10代は、アバターもずっと上手に使いこなしていくんだろうな、と思います。この世代が世界を変えていくとき、上の世代がどのように乗っかっていくのかがキモでしょう。現実から仮想へ、という流れが今ありますが、逆に仮想から現実へ、という流れもあります。この2つの流れがクロスしたときに、何かが生まれそうな気がします。次の20年、30年の仕事を、そこから見つけ出したいです。」

―そういえば、某証券会社の若手は、某大手MMOにログインしてチーム会議してると言ってました(笑)

笠倉「(笑) 技術といえば、最近あるお客様から、フューチャースピリッツさんのフォームメーラーを指名して、『これを使って申し込みフォームを開発して』って依頼を受けました。

―それはありがたいですね!

笠倉「フォームって、開発上の事故がよく起こる場所です。これを毎回毎回開発するのは自分たちとしてもしんどいので、フォームメーラーのようなサービスがあることはありがたいです。

―フォームメーラーのようなノーコード、ローコードのSaaSが増えてくるといろいろ便利な反面、制作会社としてはある意味競合相手でもありますので、困るところもあるのでは?

笠倉「自分たち制作に携わる会社は、より異なる付加価値の提供を考えていかなければならない、とは思います。」

「安定的なチャレンジ」で、今後もお客様の勝利に貢献していきたい

―改めて、「カテル」という社名の由来を教えて下さい。

笠倉「自社サイトには、『英語のcaterには、もともと「人を喜ばせる」「必要な物を供給する」という意味があります。私たちは、クライアントの皆さまにもっと喜んでいただきたい、そのためにクライアントの皆さまが必要なものをいつでも供給できる会社になりたいという思いを込め、それをクライアントの皆さまと弊社の仲間で達成するということで複数形の"s"を付けた造語を使用しています。』と書いています。そして、「勝てる」にもかかっています。ビジネスは勝負であり、勝負には勝ち負けが発生します。お客様が「勝てる」ように支援していくことが、我々のミッションです。そのためには、支援領域はウェブだけとは限りません。あらゆることでお客様のためにできることをしていきたい。

ちなみに、最初はモノづくりにこだわる会社ということで、Makersって社名も考えていました。でもこれ、『負ける』とも読めるじゃないですか(笑)。それはないなってことで、やめました。」

―最後に、御社から見たフューチャースピリッツについて、教えてください。

笠倉「ベトナムの話で最初につながったり、台湾の仕事をやらせてもらったり、グローバルな会社なんだなあ、という印象があります。

当社では、サーバー会社との付き合い方について、今まであまり考えてきませんでした。NTT様やさくらインターネット様のサーバーを利用することが多いのですが、サーバー事業つまりインフラ事業とは、顧客のビジネスの発展を下支えするサービスなのですね。そんなインフラ事業を30年近く行っていることには尊敬の念を覚えます。

―ありがとうございます。では、最後にひとことお願いします。

笠倉「カテルは、ウェブ業界の成長に合わせて発展してきました。これからも、創業の精神を持ったままチャレンジしていきたいと思っています。チャレンジはいい言葉なんですが、我々としてはお客様が安心しながら見守ってくれる「安定的なチャレンジ」に努めていきます。

―「チャレンジ」は、当社の行動指針にも入っています。我々も、カテル様と一緒に経営理念の実現に邁進していきます。

本日はありがとうございました!      

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パートナー制度

        
パートナー様概要
会社名 カテル有限会社
所在地 栃木県宇都宮市
URL https://caters.co.jp/
事業内容 ・経営コンサルティング・デザインクリエイト
・Webサイト制作・Webシステム開発
・国際事業・海外進出支援等

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