情報収集の多くがオンラインで完結する時代においても、リアルな展示会には「現地でしか得られない価値」があります。
今回、私自身がJapan IT Week【春】2025に参加し、改めてその意義を実感しました。この記事では、展示会で思いがけない出会いや発見にふれた体験をもとに、その魅力をご紹介します。

Japan IT Week【春】2025に参加して
フューチャースピリッツは、さくらインターネット株式会社と共同出展し、「さくらのクラウド」構築・運用パックを中心にご案内しました。
当社のブースには多くのお客様が立ち寄ってくださり、担当者の説明に熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。

私は最終日に会場を訪れ、展示エリア全体を歩き回りました。
どのブースも活気に満ち、セミナーや実機展示、ノベルティ配布、サービス体験コーナーなど、来場者を惹きつける工夫が随所に見られました。
Webサイトやパンフレットだけでは伝わりきらない「リアルな手応え」を感じることができました。
世界各国からの出展で、国際的な盛り上がりを実感
会場には欧州パビリオンも設置され、ヨーロッパをはじめ多くの国・地域の企業が出展していました。
当社とパートナーシップを結んでいるMitigant GmbHもこのパビリオンに参加しており、グローバルな広がりを実感。

さらに、中国・韓国・パキスタン・スリランカ・ベトナム・インド・ポーランド・バングラデシュなど、多彩な国々から出展があり、IT分野における国際的な関心の高さを肌で感じる機会となりました。

展示会を快適に楽しむためのポイント
展示会場は非常に広く、1日歩き回るとかなりの運動量になります。
私は当日、スマートフォンの万歩計で約11,085歩を記録しましたが、ブースで3日間接客していた営業スタッフは、合計で約80,000歩以上も歩いたそうです。
快適に展示会を楽しむためには、ちょっとした工夫が役立ちます。
- 歩きやすい靴を選ぶこと
展示会場は思った以上に歩きます。クッション性のあるスニーカーなどがおすすめです。 - 荷物が増えるのを見越して、軽めの格好で来ること
パンフレットやノベルティで想像以上に荷物が増えますが、イベントによってはノベルティバッグも配布されることが多いです。そのため、行きはなるべく荷物を軽くしておくと、帰り道も楽になります。
また、今回は事前登録時に発行されたQRコードを名札代わりに使用する仕組みが採用されていました。各ブースではこのQRコードをスキャンするだけで情報交換ができるため、名刺を持参していない方でも気軽に参加できるようになっていました。
これまでの展示会では、名刺交換や都度の受付手続きが必要になる場面も多かったため、「立ち寄るたびに手間がかかる」という煩わしさを感じた方も少なくなかったのではないでしょうか。
今回はブースでピッと読み取るだけで完了するスタイルが主流となり、スムーズに回れる快適さも大きな魅力でした。
なお、当社ブースでは、お客様のご要望に応じて、さらに詳しいご相談内容をお伺いするため、簡単なヒアリングシートへのご記入をお願いする場合もありました。より具体的なご提案につなげるための取り組みであり、興味を持って立ち寄ってくださった皆様には、心より感謝申し上げます。
資料やノベルティも持ち帰る楽しみのひとつ
展示会では、パンフレットやサービス紹介資料に加え、書籍、文房具、バッグ、お菓子など、さまざまなノベルティもいただきました。
帰宅後に資料を見返したり、ノベルティを手に取ったりすることで、展示会で得た情報や出会いを振り返ることができるのも、大きな楽しみのひとつです。
思わぬ発見が得られる展示会
これまで「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を耳にしても、筆者のような一般社員にとっては、どこか遠い存在のように思っていました。
今回、展示会を回る中で改めて感じたのは、「今使っているツールにも、もっと可能性がある」、「こうだったらいいのに、が形になっている」そんな身近な発見に数多く出会いました。
たとえば、普段使っている業務アプリケーションに連携することで、入力作業を軽減し、データ連携を自動化できるような提案や、「大規模なシステム導入」という話ではなく、日々の業務のちょっとした不満や手間を解消してくれるようなソリューションが多く紹介されていたのです。
展示会を訪れたことで、DXに象徴されるように、展示会には「自分にはまだ関係ない」と思っていたテーマでも、 実は身近なヒントや新しい発見が隠れていることを、今回あらためて実感しました。

次回の展示会参加に向けて
Japan IT Week【春】2025は終了しましたが、今後もさまざまな展示会が開催されます。
展示会は、情報収集や課題解決のヒントになるだけでなく、思いがけない発見や出会いをもたらしてくれる場でもあります。多くの展示会は参加無料で、事前登録だけで気軽に訪れることができます。
次回はぜひ、ふらっと遊びに行く感覚で足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、あなた自身にとっても新しい出会いや気づきが待っているはずです。
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